あしあと

自分自身のログ(足跡)となります。ソフトウェアエンジニアです。ブログはテック系の内容が少し多めです。

SoftwareDesignの個人的な読み方(2013〜2019)

Software Design」を2013年12月ごろから毎号読んでいるので、読み方を書いてみます。

対象読者

  • エンジニアになったものの、どこから勉強して良いか悩んでいる
  • Software Design をこれから読もうと思っている方

Software Designとは

この記事を読んでいる人は、ご存知だとは思いますが、ソフトウェア開発のイロハを書いている雑誌です。

gihyo.jp

毎月18日発売の月刊雑誌です。
公式サイトには「OSとネットワーク,IT環境を支えるエンジニアの総合誌」と記載がありました。
読んでいる身としては、確かに、と思う紹介です。

よく、比較される雑誌としては、「WEB+DB PRESS」があります。
こちらは、比較的フロントよりの記事が多い印象です。

バックグランド

私のバックグラウンドは簡単に以下となります。

  • 2013年に新卒で入社
    • 仕事は社内SEで、運用と開発の両方をおこなう
  • プログラミングは未経験で社会人に

きっかけ

会社の上司に「毎月Software Designを読めば、ある程度技術がわかってくる」と言われたためです。
最初は半信半疑でしたが、今となっては良かったと感じています。

読み方

正確ではありませんが、自分の中で以下のフェーズがあったと思います。
もちろん、Software Designを読む以外にも、技術を学んでいました。

なので、Software Design以外にも勉強しながらの読み方ではあります。

1. 全然わからない(最初の2年)

最初は読んでも全然わからなかったです(基本的な技術もないので)。
この頃は、

  • 特集はしっかり読む(最近のトレンドなので理解する)
    • 動かせるものは実際に動かしてみる
  • 面白そうな記事を読む

ことにしていました。
わからないことが多いので、Webで調べて、それもわからないので、調べて...の繰り返しで、なかなか進まなかった記憶です。
だいたい10時間くらい(もっとかも)読んでいたと思います。

特集は最近のトレンドなのだろうと予想して、毎号必ず読んでいました。
なので、気になる記事は読んでいましたが、それ以外は一切読んでいませんでした。

他にやっていた事として、読んで重要そうなことは付箋を貼って、最後にEvernoteにまとめていました。
これは、ほぼ読み返さなかったので、意味があったのやらなかったのやら。

最初の頃は読むだけで結構大変だった思い出です。

2. なんとなく分かってくる(次の2年)

上記を繰り返していると、似たような特集(エディタやPython, git などなど)が出てきて、割と特集は早く読めるようになります。
なので、全ての記事に目を通すようにしました。

この頃は、

  • 基本的に全ての記事を読む
    • 動かせるものは実際に動かしてみる
    • 自分には関係のない技術も軽くは目を通す
  • 読者アンケートを書く

ようにしていました。

記事全体を読むことにしたので、結果として10時間くらい読んでいました。
読んでいる時間は長いですが、ある程度、ぼんやりと基礎を理解してきたので、楽しく読めるようになりました。

知り合いから、読者アンケートを書くといいよ(読者プレゼントもあるし)、と言われたので書くようになりました。
感想を書く必要があるので、アンケートを書く前に見返すことができ、知識の定着にもなりました。

3. 記事の中身はざっと(現在まで)

上記も繰り返していると、そこまで深く読まなくても大丈夫かなと思うようになってきました。
なので、最近は、

  • 全体を読む
    • 知っている部分は読み流す(特集も含め)
    • 知らない部分は詳細を読む

という感じになっています。
毎号、知らない知識はあるのですが、周辺知識も増えているので、以前ほど読むのに苦労することは無くなっています。

最近は、だいたい5~10時間以内には読み終わっていると思います。
Python/Vimの特集だと、2,3時間で読み終わりますw

まとめると

書いたことをまとめると、

  • トレンドの理解を優先に
  • 自分の興味のあるところから
  • わからないところは気にしない

を自分の理解度と合わせて、読み進めていた感じがします。

SoftwareDesignの良いところ

似たような特集が繰り返される

読み方のところでも書いた通り、割と似たような特集を何度もしてくれるところです。
繰り返しで、無駄のように聞こえますが、忘れた頃に特集をしてくれるので、知識が定着します。

この点は、ほんとーに助かりましたし、これからソフトウェアエンジニアを勉強する人には良いと思います。

読者アンケートを書くことで復習できる

読者アンケートの応募は、個人的にはオススメです。
各章の感想を書く必要があるので、再度復習ができます。

読み忘れがあると、再度読む動機にもなります。

ちなみに、読者アンケートですが、掲載されるとQUOカード(1000円)が当たります。
割と掲載されるので、ぜひ書くことをオススメします。

以前は、懸賞も含め、結構当たっていたのですが、最近は全然当たらず...
応募数も増えてきたのかなと、嬉しさ半分、悲しさ半分って感じです。

気をつける点

初心者の方は、以下の事に気をつけたほうが良いのではと、個人的に思います。

  • 目的がないなら、過去のを読もうとしない
  • 総集編は買わないほうが良い。

総集編や過去の分を、いつか読むぞー!と勢い余って買ってしまったことがあるのですが、直ぐに仕事に直結する情報でなかったり、ネットに情報が落ちていたりするので、基本的には最新を追い続ける方が個人的にはオススメです。
どうしても必要な情報がある場合は、読むのが良いかと。

読み続けてどうだったか

結果としては、読み続けてよかったです。
自分自身のソフトウェア技術の基礎は、ここから学んだと言っても過言ではありません。

その他

と、ここまで書いてきた私ですが、そろそろSoftwareDesignを卒業しても良いかもと考えています。
ざっと読むことが多いので、紙で読むのではなく、電子書籍が良さそうな気もします。

もしくは、英語で似たような雑誌があれば読んでみたいなとは思っています。
あるのかなー?