第二種の奨学金420万円を15年短縮して返済した（繰上返還）
大学生の時に借りた奨学金(240回払い=20年)を61回(約5年)で返したので、色々とまとめておきます。
あくまでも私自身の内容なので、参考程度に読んでもらえればと。
借りていた奨学金について
日本学生支援機構の奨学金です。おそらく、1番メジャーな奨学金だと思います。
金額
借用金額は、以下の通りです。
大学院で借りた分は利子がないため、繰上返還はしていません。
現在も返済中で、後7年くらい返済期間が残っています。
今回、書いた内容のメインは大学で借りた分(420万)です。
返済について
どのように240回の返済を61回にしたのか？
繰上返還をしました。
繰上返還をすると、自分の指定した金額を繰上で返済することができます。
なぜ繰上返還したのか？
一番の理由は、繰上返還すると、繰上分については利子を払う必要がないためです。
ただ、上記のページ内にも記載はありますが、据え置き利息は繰上返還でも払う必要はあります。私の場合は月90円でした。 さらに、奨学金は元利均等返済のため、繰上するなら早めにした方がよいと考えました。
元利均等返済について知らない方は、是非上記のリンクを一読する事をオススメします。
もう1つの理由としては、奨学金の残額を考えながら生活するのが嫌だったからです。
奨学金は低金利だから急いで返還する必要はない、という意見もあるのですが、何か金銭的な事を考える際に、奨学金の事を考えることが嫌だったので、思い切って返すことにしました。多分ローンという考え方が自分には向いていない気がします。
具体的な返済金額について
とは言っても、就職した時点では貯金はありませんでした。もちろん、その頃には一括で返すことなんて考えてもいませんでした。
しばらく働いて、貯金ができ、奨学金について調べた上で返済に踏み切りました。
ただ、一度に返すほどの度胸はなかったので、返済できそうな金額を返済しました。
月ごとの返済金額
グラフにすると、以下の様になりました。よく見ると最後の2年間にラッシュをかけてました。
これだけだと、何も分からないので、細かい数字も書いておきます。
繰上返還の回数
最終的に8回の繰上返還をしました。ちなみに毎月の返還額は¥19,714でした。
- ¥47,761
- ¥36,231
- ¥186,248
- ¥171,744
- ¥835,224
- ¥723,807
- ¥372,935
- ¥1,040,615
基本的には半年に1回繰上をしました。最初は不安だったので少額でしたが、最後の方は早く無くなって欲しい気持ちが強かったので、一度に多額の繰上をしました。最後の100万円は正直悩みましたw
でも全て払い切れたのでスッキリしました✌️
最終的な返済額
最終的に払った金額は、¥4,479,121 でした。
どれくらいの利息が浮いたか？
元々の返済金額は、
- 借用金額 ... 420万
- 約定利息 ... 約48万（資料をなくし、持っている資料から計算すると、481373円）
と ¥4,731,373 でしたので、
- 4731373 - 4479121 = 252252
と、約25万円ほど利息を払う必要がありませんでした。
240回が61回になったのに、約23万も利息を払っているのは、元利均等返済だったためです。
アドバイス
- 借りるなら必要最低額に
- 第二種を早めに返すなら計画をして早めに返還を
かなと。私は主に授業料を払うために奨学金を利用していましたが、授業料を払えるなら借りなくても良いと思います。奨学金は後で金額を変更できるので、お金が勉学の妨げになるなら増額しても良いかもしれません。
返還に関しては、第一種の場合は利子がないので、奨学金用の口座に返還分を置いて、保険として置いておく手段も取れそうです。私自身も大学院で借りた奨学金は、その様にしてます。
私は借金を持っているのが好きではないので早めに返しましたが、奨学金は確かに低金利なのはメリットです。なので、自分の夢・やりたい事があり、お金が必要なのであれば、繰上返還はせずに長い目で返還するのもありだと思います。（もちろん滞納はダメです。）
その他
そういえば、私は大学の奨学金を高校生の時に予約し、第一種が外れました。
色々知り合いに聞くと、入学してから予約した方が第一種に当たりやすいらしいです🤔。
今は違うかもしれませんが、当時は不平等だなーと感じました。
返す立場にならないと辛さはわからないですが、学生の時にお金の価値について勉強できていれば、もう少し借りない方法を取っただろうなぁと、今となっては思います。
