Scrapboxの便利さに気づき始めた(2019.05)
Scrapbox、2017年の6月に始めたのですが、全然利用していませんでした。
5月(今月)から再度利用し始め、便利さに気づき、はまっています。
Scrapboxとは
公式サイトには、チームのための新しい共有ノート
と記載しています。
私は個人で利用しています。個人としても利用可能です。
私の中では、個人用百科事典(wiki)と考えています。
情報整理ツールです。
Scrapboxの使い方
Scrapboxが何なのかは、
マンガでわかるScrapbox #1: はじめてのScrapbox 使い方
- 作者: 湊川あい
- 発売日: 2018/08/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
を読めば分かると思います。
私はこの本を読んで、Scrapboxは何かは理解できました。
ただ、メリットを具体的に理解することができていませんでした。
(もちろん今ならわかります)
Scrapboxで悩んだこと
個人的にScrapboxで悩んだことは、従来のブログやエディタに存在する機能がないことでした。例えば、
- マークダウンが使えない(書き方が独自)
- 見出しがない
- 公開機能がない
- 階層構造(フォルダわけ)がない
などです。
長い間、上記でモヤモヤして、試しては飽きるを繰り返しました。
なぜ使うようになったか
まず、「エンジニアの知的生産術」という本で紹介されていました。
エンジニアの知的生産術 ──効率的に学び、整理し、アウトプットする (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 西尾泰和
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
この著者の西尾さんのScrapboxが綺麗に整理されていて驚きました。
これを見て、本腰を入れて使ってみようと思いました。
モヤモヤが解消した要因
とはいえ、不満を持っている部分はあり、最初は活用できていませんでした。
調べていると、以下2つの資料を見つけ、読むことでモヤっとしていたことが少し解消しました。
特に「なるほど」と感じた部分を取り上げると、
(Scrapboxの記法部分は見やすいよう変更しました。)
何かを整理したいときに、数が少ないものは階層的に管理できるが、大きくなると管理できない ・たとえば、百科事典や辞書 ・百科事典やWikiPediaは階層的には管理されていません。 ・百科事典を書くような賢い人も階層管理は放棄しています。 ・辞書 ・言語の語彙は階層的にできていません ・ある言葉は言葉同士の組み合わせで定義(説明)されます
・Scrapboxは、「見出し」と「本文」と「リスト」を区別しません。 ・上記のような文章の構造は、一世代前のWordファイルのように、煩わしく装飾優先なものと考えます。 ・自分の頭の中を整理するときは、何が見だしで、何が本文かわかりません。 文章の塊を切り離したり、組み合わせたり、並べ替えたりするには邪魔なものです。
・再利用性の高さ ・ScrapboxはWikiなので、文章が長くなってきたら、リンクを作って別のページに切り出したり、他のページから部分を持ってきて組み合わせることがよくあります。 ・このような操作をするときに、Scrapbox方式は、すべてが一貫した構造になっているので、一部分をどこかに移動してもすぐになじませることができます。つまり、文章の再利用性がとても高くなっています。 ・プログラマーであれば、再利用性が重要であることがピンと来るはずです。 ・Scrapbox方式は、文章の構造に一貫性があって、どこを切っても、いつも同じ構造をしています。 ・markdown方式はプログラミングで例えると、目的が同じ関数が3つ重複しています ・header (level: 1~6), body () , list(level: 1~6) ・他のページに部分を移動したときは、これらの関数を全部書き換えねばなりません ・Scrapbox方式はこれをリファクタリングして一つにまとめたと考えられます。 ・一ページを単体で完結させるのではなく、ページは増え続ける前提で、アイデアの再利用性を強く意識して設計されています。
中でも、私がピンときたのは、
- 百科事典
- 再利用性
この2点でした。
1枚のノートにまとめるのではなく、キーワード毎に情報を整理することがScrapboxの使い方と理解しました。
これを理解してからはScrapboxに書くのが楽しくなりました。
Scrapboxを使いたいが、うまく使えていない人は一読の価値があります。
使うようになった要因
最終的には、使い続けたら分かるようになりました。
(元も子もないですが...)
サイクルとしては、
- 気になるワードをタイトルにする
- わかってる情報を書く
- その中で詳細を書きたいキーワードをリンク
- リンクに移動し、詳細を書く
の繰り返しです。
多分これだけ書いても、使っている人にしか伝わらないと思います...
最後に
Scrapboxの便利さに気づき始めたので、書いてみました。
まだまだ自分の中でも整理できていないので、まとまったら都度ログとして残していきます。
私としては、ブログとScrapboxは別物と考えているので、ブログは継続します。